安心の旅

浄土真宗の信心について書いていきます

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

06.信心の所詮

個々の人が自分の経験や感情に基づいて信仰を持つことは、自力に頼ったアプローチの結果です。 しかし、自分が経験したことに関わらず、自分が受け取ったものを信仰と定義することは、他力の考え方につながっています。この点については、御伝鈔上巻の第七段…

05.受け心は千差万別

これはたった50年や60年の話じゃありません。永遠の時間の終わりまで、助けてもらう大切な話なのです。 安心とは、受けた感じを言うのではなく、もらった六字の表現です。これを受けた心と、もらったものと区別すれば、受けた心の方ではなく、もらったものを…

04.受け心と貰いもの

「受け心」という言葉を使用する際、何か受け取ったものが必要となります。 何かを受け取れば、受け取る心は自然に現れるはずです。したがって、浄土真宗における「信心安心」という言葉は、「南無阿弥陀仏」の六文字に対する受け取った心地よりも、届けられ…

03.受け心をあれこれ言う必要はなし

浄土真宗では、助けを遠くに見つけて求めるのではなく、すでに与えられた助けを受け入れることが信じる心であるという点を説明しました。 しかし、その助けを受け入れる心、つまり受け入れる心、安心する心、安堵感に対して多くの人々が困難を感じています。…

02.お助けを貰ったのが信心

こんな話をすると混乱する人もいるかもしれません。それは、助けをもらうことは大事だけど、その助けをもらうためには信じる心が必要だということ。 つまり、信じる気持ちがあるからこそ、助けがもらえるということです。だから祖師聖人や善知識は、信じる心…

01.弥陀はお助け屋さん

何処に行っても、カラスの鳴き声が変わらないように、浄土真宗の教えは誰が話すにせよ同じです。それは、「南無阿弥陀仏」で、それ以外に何もないんです。だから、今回はそれについて話そうと思います。 浄土真宗の信心安心って、難しいものなのか、それとも…